アザ・タトゥー
当クリニックで治療可能なアザの種類
太田毋斑
日本人を含む東洋人に多く発生する太田毋斑。通常は顔の片側、目の周り、頬、こめかみなどに現れる、青色~茶褐色のアザをいいます。出生時や幼少時に発症することもありますが、一般的には思春期を境に発症し、症状が進行します。自然に消えることは期待できません。
- 治療方法
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- Qスイッチルビーレーザー
- スペクトラ
※上記の2つの治療法を半年ごとに3~10回くりかえし照射します。一時的にアザが濃くなることがありますが、徐々に薄くなっていきます。
異所性蒙古斑
出生時、赤ちゃんのお尻にみられるアザのことを蒙古斑といいます。
四肢、顔面、体幹にできるものは異所性蒙古斑といわれ、大人になっても消えないことがあります。色調の濃いものは残る可能性が高いと考えられ、小児の時期から治療を始めることがお勧めです。
- 治療方法
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- Qスイッチルビーレーザー
- スペクトラ
※上記の2つの治療法を半年ごとに3~10回くりかえし照射します。
遅発性両側性太田毋斑様色素沈着(ADM)
あまりなじみのない名前ですが、ご自分でずっとシミだと思っていた色素斑が、このADMであることがよくあります。多くは成人してから現れ、両側に対称的に出現する灰色~褐色の色素斑です。シミに対する治療ではよくはなりません。
- 治療方法
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- Qスイッチルビーレーザー
- スペクトラ
※上記の2つの治療法がよい影響を与えます。1回の治療で完了することもあります。2回目以降の治療が必要な場合は半年以上あけてから照射します。
扁平母斑
手のひら、足の裏以外の全身どの部位にも発生する、平らな茶色いアザです。ほとんど生まれつきに存在しますが、思春期になって発生する場合もあります。
- 治療方法
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- Qスイッチルビーレーザー
- スペクトラ
※上記の2つの治療法が有効かどうか小さな範囲でテスト照射します。半年~1年経過をみて、再発がなければ残った部分も照射します。
再発する扁平母斑の場合は、レチノイン酸、レーザーを組み合わせて治療します。きれいな状態にすることは難しいです。再発をコントロールしながら治療を進めていくと認識してください。
タトゥー
ファッション感覚の軽い気持ちで入れたタトゥー。いざとなったらレーザーで簡単に消せると思っている方も少なくないと思います。しかし現実にはそう簡単なことではありません。数カ月に一度レーザーを照射して、5~10回の治療が必要になってきます。終了するまでに1年~数年かかります。そのため、治療費が高額になる場合があります。また色の濃いもの、カラフルなタトゥーはきれいに取ることはできません。
- 治療方法
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- Qスイッチルビーレーザー
- スペクトラ
※上記の2つの治療法にてタトゥーの治療をします。入れた色素が黒一色のもののみ承っております。また費用が高額で、治療を続けられないという患者さんの声を反映し、料金をダウンしました。タトゥー価格(1回あたりの治療費用)
状態に応じて、レーザー治療、手術治療を使い分けることが重要となりますので、ぜひ一度ご相談ください。